2020年08月05日

リューターの回転を逆転させる

先日購入したミニリューター、なかなか便利で地味に活躍している訳ですが、
最近になって回転方向が気になるようになって来ました。


LeutorReversal_01.JPG

回転方向はチャック側から見た時に反時計回り固定で、反転などは出来ない
仕様。

もちろん、こうなっているのには理由があります。
チャックがネジ込み式なので、物に当てて抵抗がかかった時などにモータの
力がチャックを更に締め付ける方向に働くようになっています。
ベンチグラインダなどでも、必ず左側の砥石のナットが逆ネジ(反時計回りで
締まる)です。

一応の安全対策という訳ですが、これだと削りカスがダイレクトに顔に飛ん
で来るんですよね…。前回のフリスク電圧計を作る時、電解コンのアルミが
目に入りそうで怖かった。
このリューターは大したトルクもないので、多分逆回転させてもチャックが
緩んだりする事はまず無いと思われます。

取り敢えず、ダメなら元に戻す方向でやってみますか。


LeutorReversal_02.JPG

滑り止めの黒パンツを脱がす方法が分からなかったのですが、裏のネジ6本
外したらパンツも一緒に簡単に開きました。被せてあるのではなく半分ずつ
貼ってあるだけだった。

それにしても、いかにもトルクが細そうなモータですね~。まぁこんなもん
か…安物だしね。もうちょっと出してドレメルでも買えば良かった。
一応軸受けはちゃんとボールベアリングが入ってます。


LeutorReversal_03.JPG

モータはコネクタで基板に繋がっているので、このコネクタからピンを抜き
+-を入れ替えてまたコネクタに戻すだけ。

コネクタの先端部分で中のピンが∠形状の抜け止めになっているので、この
抜け止めを押せばピンが抜けます。
戻す時はカッターの刃などで押した抜け止めを元に戻してから、コネクタに
パチッと戻せばおk。


これでモータが逆回転になりました。ドリルではないので、正逆切り替えの
スイッチなどは無くてもいいかな。

実際に使ってみた所、チャックをしっかり締めておけば砥石やヤスリ、丸鋸
などでも緩んで来ることはありませんでした。
ただ、チャックを指でつまんだまま回転させると、一瞬で外れてしまいます
けどね~。まぁでも普通はこんな使い方しないので、問題ないでしょう。

これで削りカスが顔にバシバシ当たらなくて済む。


LeutorReversal_04.JPG

ついでに基板の方もちょっと見てみましょうか。安物の割に回路はしっかり
している模様。

2つの8ピンチップに型番はなし。
左側にはモータのサージ吸収ダイオード、調速用のMOSFET、過電流検出用
10m(0.01)Ωのチップ抵抗(R010)などが見えますね。
Li-ionバッテリは18650でも入ってるのかと思っていたけど、思ったよりも
小さかった。4.2V 600mAhらしい。

Li-ionなんでNi-CdやNi-MHよりは長持ちするでしょうが、へたったらまた
電源直結に改造ですね~。


※2020/09/07 追記
結局、また配線を入れ替えて元の回転方向に戻しました。砥石やヤスリなら
大丈夫ですが、丸鋸刃にすると対象に当てた瞬間にチャックが緩んでしまう。
ですよね~…。保護メガネ買わないとな。

posted by ゆう at 2020年08月05日| Comment(0) | 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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