2022年10月03日

ハァンヒーターのイグナイタ(点火装置)を分解してみた

10月に入って今年も残り3ヶ月。ようやくこれから過ごしやすい季節になっ
て来ますね。夏は嫌いじゃー。


さて、このところ特にやるネタもないので、ひと月ほど前に部品箱から発掘
された、ハァンヒーター用のイグナイタ(点火装置)を分解でもしようかと。

FH_Igniter_01.jpg

これがそのイグナイタです。型番は SIG601 とありますね。RBO という
刻印もあるのですが、ググッてもオークション等の部品販売のページが出て
来るだけで、詳細はまるで分かりません。

AC100V と書かれているので恐らく100V直結で動作するとは思うのですが、
電流制限されているか分からないし、噂では20,000Vくらい出ているらしく
感電したら確実に死ぬので、怖くて試せません。

実際に動作させた方がYouTubeに居たので、動画を一応貼っておきます。



放電の感じからして、電流はさほど流れてないのかな…。試さないけど。
中身がどうなっているのか気になるので、分解してみますか。


まず入力と出力の比率を知りたいので、適当な交流を突っ込んでみる事に。

FH_Igniter_02.jpg

その辺に転がっているトランスを繋いでみます。AC11.63V出ていますね。

二次側に何V出るか分からずDMMを壊したくなかったので、壊れても精神的
ダメージが少ない伝説のちーぴーめーた DT-830B で測ってみます。

FH_Igniter_03.jpg

電圧出てないっすね…。200Vレンジで測っても0V。やはりただのトランス
だけの構造ではなさそう。

樹脂モールドされているので大変そうですが、破壊しましょうかね。どうせ
このまま持っていても、特に使い道もないしね~。


周囲の樹脂をバシバシとニッパで切って行くと…。

FH_Igniter_04.jpg

おお、基板が出て来た。右半分は高圧トランスかな。

FH_Igniter_05.jpg

基板からトランスを取り外してみました。サイリスタ(SCR)、ダイオード、
抵抗、コンデンサで構成されているようです。
SCRはルネサスの CR02AM-8 で、400V 0.3A。

ちなみにトランスの裏側や抵抗(R0)にハンダの玉が付いていますが、これ
元からです。結構あちこちハンダカスが付いていて、作りは意外と雑。

FH_Igniter_06.png

回路図を起こしてみました。

まぁ書いてみた所で、何がどうやって動作しているのかはモヤモヤッとしか
分からないんですけどね…。サイリスタとか工作で使った事ないし。


FH_Igniter_07.jpg

ここまで分解してみましたが、トランスに充填されている白い樹脂的な何か
が結構硬くて、巻線を拝むまでは行けませんでした。

また、破壊中に二次側の巻線が切れたのか、抵抗値も測定出来ませんでした。
う~ん、高圧出力がトランスに直結と分かっていたら、破壊する前に測って
おいたのに。
一次側は0.1Ω程度と、AC100Vを直接ブチ込んでいる割には抵抗値低いです。

一般に放電は3,000Vで1mmと言われています。上で貼った動画を見てみる
と6~7mmの距離で放電しているので、3,000(V) × 6(mm)=18,000(V)
やっぱり20,000Vくらいは出ているでしょうね。


分解前にちょっと通電して遊んでおけば良かった。

おまけ:有名な誤植画像。
HaanHeater.jpg



posted by ゆう at 2022年10月03日| Comment(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
最近の記事