更新が久しぶりな気がしておりますが、DTMer の皆さまにおかれましては
あれをあれしている事とお慶び申し上げます。
いや~それにしても時折スーパーメトロイドのハックを遊んでいたのですが、
2022/08/31 にリリースされた Super Metroid Subversion は、完成度が
素晴らしい。
平均クリア時間が8時間41分となっているだけあってエリアが広大で、各種
新アイテムも充実していて楽しいですね。まぁ長すぎて途中若干飽きた感も
ありますが…。オリジナルらしきBGMもメトロイドの世界観に合っていて、
OSTが欲しいくらい。個人的には Z-Factor を超えた最高傑作かと。
それはさておき、今回はちょっとした実験と独り言を少々。
以前製作した電子負荷 Rev.7.0 を使って、ベンチ電源の電流制限が出来るか
否かを試してみました。
負荷は部品箱にあった適当なDCモータ。
ベンチ電源と電子負荷、モータを直列に繋いで、電子負荷で電流を制限する
事は出来るのでしょーか。
電圧は3Vで、直結した時だいたい2Aくらい流れます。
最初は、電子負荷の MOSFET の S がGNDになっていた方が良いだろう、と
思って電源→モータ→電子負荷と繋いでみましたが、上手く制御出来ません
でした。どうもGND(ローサイド)側ではダメなようです。
そこで+(ハイサイド)側に入れて、電源→電子負荷→モータ と接続を変えて
みました。
おお、バッチリ電流制限出来ている。半分の1Aに絞って回しています。
電源の表示が写っていませんが、3V出力しています。電子負荷側の表示は
1Aに電流を絞ってモータで1V電圧降下しているので、2V弱くらいの表示に
なっていますね。
普段あまり電流の調整が必要な機会ってそう無いんですが、どうしても…と
いう時、例えばパワーLEDの電流制限などに、この方法が使えそうです。
同じ回路を作ってベンチ電源に内蔵してしまえば良いのでは?とも思います
が、そうなると電源のフロントパネルから作り直さなければならなくて大変
なので、当分は必要に応じてこの方法で対応する事に。
ここからは全く無関係なお話(笑)。
探し物で部屋の書類棚を漁っていたら、懐かしいものが出て来ました。
目録のご祝儀袋です。かれこれ20年以上前の古い物なので若干表面にカビ
らしきものがポツポツと。これは一体何でしょーか。
これ実は、昔ローランドが開催していたDTM力作コンテストで受賞した時に
授与式で戴いたもの。こちらの記事で「発売直後のSC-88ProをRolandから
戴いた」と書いていますが、この賞品だったわけですね。
中身は1枚の紙が入っており、受賞者への賞品が記載されています。
同時に発掘された当時の案内。
楽器フェア的な催しのイベントのひとつとしての授賞式なので、その会場の
招待券と会場までの交通の案内、交通費の清算方法などが書かれています。
懐かしい…DTMの後輩と一緒に行ったっけなー。
授与されたトロフィーです。思いっきり名前が刻印されているのでボカして
いますが、受賞部門と名前が入っています。全てガラス製。
左上にチョロっと書いてありますが、478g でずっしり重いです。
上の方には当時のDTMを象徴するCRTモニタとキーボード、そして8分音符
が彫刻されています。
肝心の受賞曲なのですが、
カプコンの Street Fighter II Turbo 'KEN' ステージBGM
のアレンジで受賞しました。
対応音源はSC-55mkII (CM-300) 相当、MIDI(SMF)での応募です。
あの、今だから言いますけどね…。
なぜこれが受賞したのか
今でも全く分からねぇ…(゚д゚;)
いやもちろん真面目に作りましたよ。でも世の中は既に SC-88 が発売され
ていて、SC-55mkII 用のデータなんて全く相手にされないものだと思って
いました(確か授与式のステージ上でも、そんな事を言った気がする)。
授与式では当然受賞曲が読み上げられるのだけど、司会の女性が
「Street Fighter II 、Turbo KEN ステージBGM」と区切る所が間違っていて
ケンの名前がターボケンになってしまったとか、自分の作ったSMFが当日
会場のシーケンスソフトと合わなかったようで、本来なら1オクターブ上まで
上がるはずの 5th Saw が2度上までしか上がらず、変な演奏になっていた等、
何か色々思い出しますねぇ…。
しかし今ではその頂いた SC-88Pro の電源すらほとんど入れず。
そんな懐(恥ず)かしい当時のアレンジを音雲に上げておきますので、お暇な
方は聴いて行ってくださいまし。受賞した時のデータそのままです。
ついでに頂いた88Pro用に手直ししたバージョンも。
まぁ、過去の栄光ですわ…。

