4月の気温ではなく、今年の夏は一体どうなってしまうのかと恐れ慄いて
おります。
最近PC-98エミュレータ Neko Project 21/W で遊んでいて、ろくに工作を
していないせいでブログのネタが枯渇しつつありますが、今回はヘッドホン
端子をTOSLINK兼用にしてみたいと思いまする。
ヘッドホン端子は左のΦ3.5mmステレオジャックを使います。
通常光デジタル出力は右のような TOSLINK が使われますが、一部の製品は
Φ3.5mmステレオジャックが光デジタルの入出力を兼ねている事があり、
そのような端子はTOSLINK⇔3.5mmプラグの光ケーブルを使えばデジタル
転送が可能になります。
こちらはそのジャック。ステレオジャックの後ろに光デジタルの送信部と
受信部が合体しています(上が受信側)。こういう端子があればわざわざ作る
必要もないのですが、端子の位置などで置き換えられない事も多々。
なので、作ってしまいます。
LEDはこのような側面発光の物がちょうど良いですね。砲弾型でも作れない
事はないのですが、LEDの位置決めがシビアですぐ光軸がずれてしまう為、
このような形を使います。
縦×横が4.5×4.7(mm)で、中央のレンズ形状は直径が3.5mm。
ちなみにジャックを後ろから覗いた時に、このようにド真ん中を接点が通る
ものは当然ですが使えません。
ピンぼけご容赦。端子の裏のフタを外してサイズを測り、ちょうど中央部に
3.5mmの穴を開けます。
端子がかぶっているように見えますが、この端子はプラグを差し込むと横に
押しのけられて、プラグの先端が奥まで届くようになっているので問題なし。
開けました。ちょっとズレたか…。
開けた穴にLEDをはめ込んで、ズレないようにホットボンドでネチョネチョ
します。特に発熱する部分でもないので、ホットボンドでも大丈夫でしょう。
試しに点灯。TOSLINK側にもしっかり光が届いています。
LEDがそれほど高輝度な物ではないので煌々とは光りませんが、これ位の
輝度で届いていれば問題ないでしょう。
実はこれ、一旦は88Proのヘッドホン端子に付けたんですよね…。88Proの
デジタル出力は今までTOSLINKでリヤに付けていたのですが、ヘッドホン
端子と兼用にしたくて。
でも実際に付けると、光ケーブルが常にフロントパネルに挿さっているのが
意外と邪魔で…。なのでサクッと元に戻しました。
配線類はリヤだけで完結して欲しい。
この端子はそのうち、以前作ったヨドバPシーに使おうかと思います。

