2025年01月05日

ヤマハ REX50 のLCDにバックライトを付け…たかった #1

新年明けましておめでとうごじます。昭和100年の本年もDTMerの皆様に
おかれましては、新春全裸DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


先日ヤマハ REX50 を引っ張り出して使っていたのですが、ディスプレイに
バックライトが無く見づらい…と思ったので、今回はこれにバックライトを
付ける作業をしました。

今回は写真が多いので、サクサク行きましょ。


REX50LCDBkLt_01.jpg

この時代のヤマハ製品で多く使われていた、16桁×2行のディスプレイです。
REX50以外にも、QX5やRX、TXシリーズなどでも良く使われていましたね。
多くはバックライト付きでしたが、このREX50はなぜか付いておらず。
LED 7セグが付いており、暗いステージ等ではそちらが見えるので、LCDは
バックライトいらないよね?という感じなんでしょうか。

REX50LCDBkLt_02.jpg

キャラクタLCDコントローラとしては定番の、 日立 HD44780 を使った物。

REX50LCDBkLt_03.jpg

LCDだけ外しました。このディスプレイはバックライト無しなので、まずは
バックライトを付ける作業から始めます。反射型液晶なので、裏面には反射
シートが貼られています。これを剥がす必要がありますね。

REX50LCDBkLt_04.jpg

見づらい写真で申し訳ないのですが、反射シートと液晶本体のガラスの間に
黒い層が見えます。これは偏光シートで、これを剥がしてしまうと全く何も
文字が見えなくなってしまうので、これを残しつつ表面の反射シートだけを
剥離する必要があります。

REX50LCDBkLt_05.jpg

反射シートだけカドを起こし、偏光シートを一緒に剥がしていない事を確認
してから剥がします。

REX50LCDBkLt_06.jpg

反射シートだけ剥がれました。矢印は液晶上下の覚え書き。

REX50LCDBkLt_07.jpg

反射シート裏にある粘着を除去します。エタノール染み込ませティッシュで
気長にこすっていると、徐々に粘着が溶けて綺麗になって行きます。
余り強く擦ると偏光シートが傷だらけになるので、軽くです。

REX50LCDBkLt_08.jpg

綺麗に粘着が取れました。これで準備完了。


REX50LCDBkLt_09.jpg

液晶と基板のすき間はほぼ2mmです。この間に入るようにバックライトを
構成しなくてはなりません。手持ちで何とかなるかな…。

REX50LCDBkLt_10.jpg

反射シート、導光板、拡散シートA、拡散シートB と重ねます。

REX50LCDBkLt_11.jpg

これらを重ねるとギリギリ2mm。う~ん、入るかな…。ここが厚過ぎると
液晶の導電ゴムがしっかり密着しないので、ドット欠けの原因になります。
とりあえずこれで組んでみましょうか…。

REX50LCDBkLt_12.jpg

横からフラッシュライトで照らした所。バックライトとして問題なく全体が
光っているので、これで大丈夫そう。あとは接触か…。


ここでちょっと余談なのですがこのディスプレイ、ヤフオク等でメンテ済み
製品を見ると、青いバックライトの物に交換された個体を良く見かけます。
ビネガったディスプレイを互換品に交換してあり、その互換品はAliExpress
などで売っているので交換は割と簡単です。

で、似たような製品
LCDキャラクターディスプレイモジュール(16×2行バックライト付)
が秋月電子でも売ってますが、ちょっとした罠があります。

REX50LCDBkLt_13.jpg

このディスプレイ、右上が1ピンとなって下が2ピン、と上下の列が交互に
1→2→3→4...となり、最も左の列は上が13ピン、下が14ピンです。

そして1ピンがGND、2ピンが+5Vとなります。

REX50LCDBkLt_14a.png

REX50 のサービスマニュアルでも、1ピンにVSS、2ピンにVDD表記。

所が、秋月電子で売っているディスプレイは、データシートを見た限りでは
この電源が逆。1ピンが+5V、2ピンがGNDになっています。

REX50LCDBkLt_14b.png

1/2ピン以外は全てREX50のディスプレイと同じピンアサインなのに、電源
だけはなぜか逆なんですね…。なので、これを使えば入れ替えられる!とか
思ってしまうと罠に引っかかります。ご注意を。


さて、続きの作業をしますか…。

REX50LCDBkLt_15.jpg

ディスプレイモジュールにはLEDバックライトを付ける為の空きパターンが
あるので、ここを使って白色LEDを付けましょうか。

REX50LCDBkLt_16.jpg

こんな感じでチップLEDを取り付け。配線が短いので、特にホットボンド等
固定はしていません。

ここは裏にも同じパターンがあってビア(スルーホール)で繋がっているので、
裏面に120Ωのチップ抵抗を付け電源(1/2ピン)に接続しておきました。


REX50LCDBkLt_17.jpg

次にREX50の元のディスプレイを外しますか。スッポンでひたすらハンダを
吸い取り、ドライバで軽くこじりながらハンダを溶かしたりして…。

REX50LCDBkLt_18.jpg

何とか破壊せずに取り外し成功。

REX50LCDBkLt_19.jpg

上がバックライトを付けたモジュール、下が元から付いていたモジュール。
どちらも全く同じ物である事が確認できます。

ちなみにバックライトを付けた方、実はLEDの配線を間違っていたのですが
この時点ではまだ気づいていません(笑)。


バックライトを付けた物に入れ替えて、REX50の電源を入れてみたものの、
なぜか電源が入りません。ディスプレイを外すと入る。

う~ん、なぜなんですだぜ?🤔


REX50LCDBkLt_20.jpg

調べてみると、バックライト用配線の+5V側が、ディスプレイを支えている
金具(GND)と接触している事が判明。仕方ないので金具の基板と当たる所を
ニッパでカットしました。これで大丈夫なはず。

REX50LCDBkLt_21.jpg

ディスプレイをセットしたら今度はバックライトのLEDが光らない。これも
調べてみたら単に+/-を間違えていただけなので修正。

…したのですが、ディスプレイに何も表示されませんね…。

中に仕込んだ導光板が厚過ぎて、導電ゴムが接触していないのか?にしても
文字どころか1ドットも表示されないのは変だな。

写真ではただピンに挿し込んだだけの状態になっていますが、全てのピンを
完全にハンダ付けしても、1ドットも表示されません。このディスプレイは
長いこと部品箱の中にほかってあったので、もしかしたら壊れてるかもな…。

原因が導光板の厚過ぎなら削れば行けそうな気もするけど、厚みを削るのは
なかなか至難の業だなぁ…。均等に削らないとムラになりそうだし。


REX50LCDBkLt_22.jpg

結局、一旦また元のディスプレイに戻しました。ダメだったディスプレイは
そのうち導光板の厚みを何とかして、再挑戦してみる事にします。

長々と書いた割に失敗に終わって腑に落ちませんが、とりあえず今宵はここ
までにしとうございます。
あ、ちなみにしょっぱな「ごじます」と書いているのは文字数合わせの為で、
タイポしている訳ではありません。


という事で改めて、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年も皆様に幸多からん事を。



タグ:YAMAHA REX50
posted by ゆう at 2025年01月05日| Comment(0) | 電子楽器 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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