HDD→SSDに換装しましたが、何か今ひとつスッキリしないんですよね…。
やっぱりあのSSDの速度が気になる。
なので、もう少し悪あがきしてSATAケーブルを交換してみる記事です。
上が元々使われていたSATAケーブル、下が今回用意したケーブル。用意した
というか、2.5→3.5インチ変換アダプタに同梱されていた物なんで、数年前
からずっと手元にあったんですけどね。今空いているのがこれしかなかった。
元のケーブルは単に Serial ATA としか書かれていませんが、交換先となる
ケーブルにはしっかり Serial ATA 3.0 と書かれています。
ゆうべ寝ようと横になった瞬間、
「あっ…。もしかしてケーブルが悪さをしていて速度が出ないんじゃね?
3.0規格準拠ケーブルならワンちゃん速度出るようになるんじゃね?」
と閃いてしまった訳です。
SATAケーブル交換完了。
起動して CrystalDiskInfo を見てみました。
対応転送モード:SATA/150
あ~…やっぱりSATA150接続のままですね。これは期待薄。
CrystalDiskMark で1GiB、256MiB、64MiB、16Mibと速度計測してみた
ものの、見事に撃沈。やはりキャッシュが枯渇すると途端に書き込み速度が
落ち込む特性はいかんともしがたいか…。
XPなんで、これ多分IDEモードで動いているっぽい。一応WebArchiveを
漁って Intel の AHCI ドライバを拾って来たものの、まずAHCIモードに
設定する項目がBIOS上にないので、多分このPCではSSDをAHCIモードで
動かす事が出来ないみたい。
AHCI 標準対応はVista以降、AHCI はSerial ATA Rev. 2.0絡みである事を
考えると、やっぱりこのPCはSATA150にしか対応していませんね。
もうちょっと書き込みも安定したら良いんですけどね。でも読み込みの方は
問題ないみたいだし、実際電源ポチから40秒以内に起動するし、このPCの
用途を考えると、そこまで拘る必要もないのかな。
書き込みが遅い、速度が安定しないけど、書き込めないって訳ではないです
し、「なんか気になる」という程度で、困っている訳ではないですし。
なので、今後このPCはこういうもんだろうと割り切って使う事にします。
ところで…。
AHCI て何?
※2025/06/07 追記
このPCは、チップセットに Intel 82801FB が採用されています。これに
ついてちょっと詳しく調べてみた所、色々と分かって来ました。
インテル® 82801FB I/O コントローラー (Web Archive) は
製品コレクション インテル® 910 シリーズ・チップセット
開発コード名 製品の開発コード名 ICH6
Wikipedia の I/Oコントローラー・ハブ ICH6 の項目(抜粋)を見てみると、
ラインナップ
このモデルには次の種類がある。
82801FB (ICH6) 基本モデル
82801FR (ICH6R) RAID
82801FBM (ICH6-M) モバイル向け基本モデル
6311ESB (ESB2) エンタープライズ向け
6321ESB (ESB2) エンタープライズ向け
ICH6RとICH6-Mが内包するSATAコントローラはAHCIに対応した。
ICH6RはRAID構成を採らない場合でも、他のモデル同様にAHCIを利用
できる。
派生のICH6Rは、RAID 0, 1, 0+1 とインテル特有の"Matrix RAID"
(インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジーに含まれる)をサポート
した。
またPATAポートは、最速規格(ATA133)ではなくATA100に留まる。
とどのつまり、このPCのチップセット 82801FB はやはりAHCI に非対応
な上に、PATAポートも100MB/sが天井と、なかなかポンコツなようで。
やはり転送速度は現状がもういっぱいいっぱいなんですね。手元にもう一台
Transcend の2.5" SATA SSDがあるので入れ替えたらどうか?とふと思い
ましたが、これは試すまでもないな~。
ようやくこれで諦めがつきました(笑)。

