強引にAC100V直結で動かしてみるというおバカ記事です。

早速ですが回路図。使用する部品はたったの6点。こんなんで果たして1.5V
動作の時計を動かせるんでしょうか…。不穏な感じがギュンギュンします。
作りました。
今回電解コンデンサは一応安全を考慮して400V耐圧の4.7uFを使っています
が、多分6.3Vとか16Vとか、それくらいでも十分です。その分もうちょっと
容量を増やした方が良かったかも知れない。47uFとか。
で、見ての通り全く絶縁されていない上にかなり強引な回路なので、電解の
耐圧が低い場合、万が一直列になっているダイオードが1個でもオープンで
壊れると、確実にパーン!します。安全性は全くありません🤣
一応ヒューズ(白色)を入れておきましたが、ブレーカを落としたくないから
入れておいただけですね。電流は大して取れません。
通電すると約1.4Vくらい出力されます。
ダイオードを4つ使っていますがブリッジ整流している訳ではなく、1個で
半波整流しているだけです。
残りの3つは直列にして出力の+から-へ繋いでいます。この部分で電圧が
決まっています。今回使用した整流用ダイオード FR153 は Vf が大体0.5V
なので、3直列で1.5Vになります。この Vf 分が出力電圧になる訳です。
普通の整流用ダイオードをシャントとして利用しています。
超高輝度な赤色LEDであればぼんやりと光らせる事は出来ますが、青や白は
無理ですね。
これを壁掛け時計の電池と接する端子に繋いで、通電してみます。
写真では全く分かりませんが、動きませんでした(笑)。通電した瞬間に1秒
だけ動きますが、それ以降は秒針が同じ位置で プルッ プルッ …とするだけ
ですね。電池が消耗した時と同じ動きなので電流容量が足りてないっぽい。
もうちょっと消費電流の少ない時計なら動くはず。
この回路単体では、無負荷の状態で消費電流がAC2.5mA程度なので、0.3W
くらいですか。時計を繋いでも0.5Wも行かないでしょう。
負荷にもよりますが、通電中は抵抗がほんのり発熱します。効率はそれほど
悪くないと思いますが、安全性がね~…。
100mA程度のヒューズを入れて、抵抗の発熱を逃がせるようにしておけば
良い気はするけど、さすがにちょっとこれを常用しようという気にはなりま
せんね。
まぁこんな回路もありますよって事で。

