良さそうなもんですが。
先日、蟻さんでNE555Pをまとめ買いしたので、簡単に何か作ってみようと
思っただけの記事です。
50個で¥550程度なので1個¥10かそこら。安いですね~。そう言えばこの
ブログではNE555を使った工作を載せた事がなかったな。というか普段、
NE555を使う事ってあんまりないんですよね。
555の詳しい解説は Wikipedia の記事に丸投げするとして、恐らくICの中
ではオペアンプ 4558と並び超有名なので、多少でも電子工作をやった事が
ある方は、一度は聞いた事あるんじゃないでしょーか。
個人的には555と聞くと、スポンサーであるブリティッシュ・アメリカン・
タバコのロゴが入ったインプレッサWRCを真っ先に思い浮かべますが。
で、作る回路はこれです。
アメリカのパトカーは赤/青のパトランプを搭載していますが、このランプ
を模した物を作ってみます。
赤や青の表示灯を、緊急車両以外の車両に取り付け公道走行すると、不正
改造や道路交通法違反、道路運送車両法違反に問われる可能性があります。
車両に取り付けて走行しないでください。
ただ、赤と青を交互に点灯させるだけなら555でなくても、以前の記事にも
挙げたような、トランジスタを使った非安定マルチバイブレータ回路で可能
です。
今回は555を2個使ってひと手間加え、小刻みに点滅しながら赤/青が交互に
点灯する回路にしてみましょうか。
という訳で回路図。
そして完成。
左の555を無安定モードで動作させて短い矩形波パルスを作り、それを右の
単安定モードな555で赤⇔青に振り分けるような動作をしています。
…とぼんやり分かるんですが、正直細かな動作はまだ理解出来ておりません
(オシロでコンデンサの充放電を見ようとすると動作が止まってしまうので、
正常に計測出来ない)。Grokに聞いてみたものの、解説が難しく余計に混乱
する始末。もっと勉強しないといけませんね。
抵抗やコンデンサの定数以外に、LEDを流れる電流によっても点滅の周期が
微妙に変わるので、その辺りは実物で試してみるしかないですね。
左右で同じ定数にすると、赤LEDの方が若干点灯時間が長くなります。
動画に撮ってみました(10秒・音声なし)。
どうやらシャッタ速度が間に合わないみたいで、点滅が綺麗に撮れません。
肉眼では、どちらも細かく点滅しているんですが。
動画用に、右の555にぶら下がるコンデンサの値を1uFと大きめにしておき、
赤⇔青の移行をゆっくりにしています。実際は回路図にあるように0.47uF
あたりにして、速めに往復させた方が本物っぽいです。
欲を言えば、パパパッ パパパッ パパパッ パパパッ といった具合に「3回点滅+
1回休み」のパターンで赤⇔青交互に光るとより本物っぽいんですが、その
1回休み を入れる為にはカウンタICを使わなければならないので、今回は
あくまで「それっぽい」仕様。
尚、今回は左右1個ずつしかLEDを使っていないので555で直接点灯させて
いますが、数を増やしたりパワーLEDを使って作る場合は、MOSFET等を
使ってスイッチングする必要があります。
同様に555を利用してパトカーのサイレンっぽい物も作れるので、そのうち
作ってこれに足してみようかな。

