2026年03月05日

Android オシロスコープ Scoppy を試す

今回は、ラズピコとAndroid用アプリ Scoppy を使ったオシロスコープを
試してみるだけの記事です。なかなか良いと評判らしいので。

-必要な物-
・Android 6.0 以上のスマヒョ
・Raspberry Pi Pico
・ラズピコをPCに繋ぐUSBケーブル
・抵抗 1kΩ×2、100kΩ×1
・DMM用プローブ 赤・黒 各1本


まずソフトウェア関係の作業をひと通り済ませますか。

1:Android スマヒョに Scoppy をインストール。

2:ここ からラズピコ用フラッシュメモリをリセットする .uf2 ファイルを
 ダウンロード(ページを開き Reset flash memory の所の UF2 file と
 書かれた部分のリンクをクリックすると落ちて来ます)。

3:ここ からScoppyのラズピコ用ファームウェア .uf2 ファイルを入手。
 Firmware for Raspberry Pi Pico and Pico W
 Pico: scoppy-pico-v18.uf2 ←普通のラズピコ用
 Pico W: scoppy-picow-v18.uf2 ←Wi-fi付きラズピコ用

 Firmware for Raspberry Pi Pico 2 and Pico 2 W
 Pico 2: scoppy-pico2-v19.uf2 ←普通のラズピコ2
 Pico 2 W: scoppy-pico2w-v19.uf2 ←Wi-fi付きラズピコ2

 となっているので、普通のラズピコなら一番上をダウンロード。

4:ラズピコの BOOTSEL ボタンを押しながらPCに接続すると、自動的に
 エクスプローラが開きます。

5:そこへ 2:でDLしたリセット用uf2ファイルをD&D。フラッシュメモリの
 リセットが行われ、10秒程で再度エクスプローラが開きます。

6:そこへ3:でDLしたファームウェア uf2 ファイルをD&D。

7:ラズピコのLEDが点滅するようになったら完了。


ソフトウェアの準備はこれで完了です。次にラズピコに配線します。必要な
ものは抵抗3本(1kΩ×2、100kΩ×1)だけ。

Scoppy_00.png

31ピン GP26 に100kΩ
36ピン 3V3(OUT) に1kΩ
38ピン GND に1kΩ

と接続し、2本の1kΩの反対の足どうしを接続します。100kΩの足が測定用
プローブの+、1kΩの足が測定用プローブのマイナスになります。

あとはスマヒョ側で Scoppy のアプリを立ち上げ、USB端子にラズピコを接続。

Scoppy_01.jpg

自分は接続用にUSB Type-A→Type-C変換アダプタを使いました。

接続すると「アクセスを許可しますか?」と聞かれるので、許可すれば完了。

Scoppy_05.png

このような画面になるはず。ラズピコの測定用プローブを測りたい対象へと
接続してやれば、波形が表示されます。ここでは10kHzの矩形波を計測して
います。


Scoppy_02.jpg

動作させていますが、問題ないようです。

いつものハンディオシロと違って、時間幅や電圧幅などが画面をピンチする
だけで変更できるのは楽でいいですね~。
自分の泥スマヒョは性能が低い方ですが、それでも特にカクついたりする事も
なく動いています。

信号源でデューティ比を可変すると、すぐに反映されますね。

Scoppy_03.jpg

周波数もほぼ合っています(ハンディオシロは上手く周波数を拾えていない
みたいですが…)。


Scoppy_04.jpg

デューティ比もハンディオシロと合ってますね。


お~こりゃハンディオシロより見やすいし操作もしやすくて便利だわい、と
思ったのですが…。残念ながら性能はあまり宜しくないようです。

まず配線を見て勘の良い方はお分かりかと思いますが、マイナス側プローブ
が3.3VとGNDを分圧した1.65Vになっています。これは恐らくAC計測にも
対応する為だと思われます。
そして31ピン GP26 は最大3.3Vまでしか入力出来ません。つまりVP-P 3.3V
までしか計測出来ないという事です。

最初のアプリの画像でも…。

Scoppy_05b.png

この時は信号源に+5Vの矩形波を使っているのに、赤枠部分の最大電圧は
1.62Vと表示されています。±1.65V以上の電圧は計測出来ていません。

ラズピコのADCは分解能が12-bitの4,096段階、3.3÷4,096=0.00080566...
約806μV単位での計測になります。

サンプリング周波数も500ksps(Kilo Sample Per Second)なので最大でも
250kHz程度までしか測定出来ません。実際には150kHzくらいでも波形が
正常に表示されなくなります。


という訳で、う~ん…これを使うのはせいぜいラインレベルの音声信号とか
それくらいですかね。オーディオ用等。100kΩを分圧して丁度1/10にする
事で、最大33V(±16.5V)位まで使えるようになるかも知れませんが。
自分が普段使っているハンディオシロなら5MHz以上計測出来るので、電子
工作等に使うのはちょっと厳しいな。


★おまけ

昨日の自作 IH も少しいじってみました。入り口のインダクタを交換したら
若干パワーダウンした気がするので、幾つかインダクタを製作してこれらを
取っかえ引っかえして、どれが一番パワーが出るかを調査。
但し高周波の出力は測れないので、単純に最も消費電流の大きいもの=最も
出力の大きいもの、としました。

やっぱり太い銅線を手巻きするのは苦行…。

NewIH_11.jpg

すると左端にある紅白巻き線のインダクタが5.9A、それ以外は5.5~5.8A
だったので、紅白のインダクタを入り口コイルに決定。


とは言え、どれもそう大きくは変わらないですね。市販のZVS回路のような
Φ3mmくらいの極太巻き線+巨大フェライトコアなら明確な差が出そうです
が、今回はΦ1~1.2mmで試していますので。

大きなインダクタが手に入ったら、また試してみたい所。



posted by ゆう at 2026年03月05日| Comment(0) | ラズピコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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