2026年07月19日

壊れ(し)てしまったACアダプタを修理

夏さんがいよいよ本気を出して来ましたが、DTMerの皆さまにおかれまして
は真夏の全裸DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。

普段使っている電圧可変型のACアダプタが少し前からおかしくなったので、
今回はそれを修理しようと思います。まぁ修理というよりは、ちょっとした
間違いだった訳ですが。


ACADRepair2_01.jpg

壊れたのはこのアダプタ、東京パーツ工業の SWP-12-P です。電圧を可変
するスイッチをロータリスイッチに交換して使っていたのですが、開け閉め
していたら配線が千切れてしまったので元のスライドスイッチに戻した所、
一番使う5Vだけ正常に出力されなくなりました。

5Vの位置にセットすると12VのLEDが点灯し、出力も12Vです。

このアダプタはツェナーDを使って電圧を可変しているのは分かっていた為、
各ツェナーDに何V品が使われているか調べる為に外し、元に戻したらこう
なりました。

ACADRepair2_02.jpg

ハンダ付けミスやブリッジショート等チェックするも問題なし。スイッチの
接触不良もありません。正常なのに5Vだけがおかしい。

それぞれのダイオードを確認すると5Vだけは2本直列、他はツェナーが1本
ずつ付いていますね。

ACADRepair2_03.jpg

5Vのダイオードを外しました。印字が滲んでいて良く分からないのですが、
よーく見てみるとどうも5Vは汎用の小信号ダイオード 1N4148 が2本直列に
なっているようです。

それぞれをショートモードで壊れていないかチェックしましたが、どちらも
正常です。う~ん、何が悪いんだろ…。

ACADRepair2_04.jpg

以前のロータリスイッチに戻してみましたが、やっぱり5Vだけ正常に出力
されませんね。


ここでふと「ツェナーって普通は逆バイアスで使うよな」と思い立ちました。
基板のシルク印刷は下のスイッチ側が A 、LED側が K になっています。

なので、5Vの2本のダイオードもそれに従って、下側を A にしていました。

あれ?これもしかして逆なんじゃね…?


そう思い、以前のスイッチ交換記事で写真を見返してみると…。

ACADRepair2_05.jpg

やはり下のスイッチ側が K になっている…!シルク印刷に合わせて逆方向に
付けていた為に電流が流れず、12Vが選択される状態になっていました。

あゝ凡ミス。

写真が残っていて良かった~…。これがなかったらずっと分からないままで
諦めていた事でありましょう。


ACADRepair2_06.jpg

ダイオードの向きを正した所、5Vレンジが正常に出るようになりました~。
実際に出力されている電圧も5Vです。

ACADRepair2_07.jpg

ケースに戻して再度動作確認。うん、問題ないようですね。

ロジックICの回路などではいつもこのアダプタで5Vを得ていたので、正常に
動作せず困っていました。

これからはまたこのアダプタをロジック回路の電源に使えそうです。


部品を外す時は安易に外したりせず、外す前の状態をしっかり写真に残して
おくべきですね。次からは気を付けよう。



posted by ゆう at 2026年07月19日| Comment(0) | 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年05月25日

ルータのチップにヒートシンク貼付

5月もそろそろ終わりますね。DTMerの皆さまにおかれましては梅雨の全裸
DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。

このところ趣味に割ける時間が少なく、普段やっていた事が全然手に付かず
放置気味ですが、少しずつ元のペースに戻して行きたいですね。
ちなみに5/22でこのブログも開設から10年となりました。当初はこんなに
長く続けるとは思っておりませんでしたが、気付けば10年。ご来訪下さる
方々には大変感謝しております。
相変わらず内容は薄いですが、ボチボチやって行こうと思います。


今回は、今まで使っていたルータの温度が気になったので、その辺りを少し
イジってみただけの記事です。

RouterCooling_01.jpg

ELECOM WRC-1167FEBK-S 内部です。繋がらなくなった時も一度開けて
います


通電状態で暫く放置してから3つのチップの温度を測ると、右下のチップが
特に発熱している模様。

RouterCooling_02.jpg

Realtek RTL8192ER (802.11bgn PCIe Network Interface Controller)
です。

RouterCooling_03.jpg

何も接続しないアイドル状態で15分放置して50℃くらいなので、通信状態
ならもっと温度は上がるはずです。

RouterCooling_04.jpg

強力両面テープでヒートシンク付けてみました。更にしばらく放置してから
手をかざすと、モワ~ッと熱を感じます。これで多少は熱対策になるかな。
必要なら筐体に穴を開けてファンも付けようと思います。ファンを付けると
ホコリ対策が必要になるので、それが面倒ですけどね…。

まぁこのルータ現在は予備機として保管しているので、いざ使う事になった
時の為の対策です。新しいルータは触感でそれほど発熱していませんね。


ではちょっと基板を観察してみますか。

RouterCooling_05.jpg

ACアダプタ接続DCジャックの後ろに 5VIN と印字されているので、この
ルータ元々は5V用だったっぽい。最初の写真でもDC-DCコンバータ部分に
○を付けていますが、12Vを3.3Vと1.1V(SDRAM用?)に変換していて直で
使っている回路はないので、5Vでも動かせますね。

RouterCooling_06.jpg

状態表示のLEDはWi-Fi 2.4GHzと5GHzの輝度が落ちています。

RouterCooling_07.jpg

背面のWAN/LANポートも、常時ケーブルを繋いでいたWAN と LAN4 だけ
やはり輝度が落ちています。

こんなただの状態表示に白色LEDを使う意味が分からない。無理にお洒落な
感じ出さなくていいのに…。BUFFALO ルータは昔ながらの黄緑色LEDなの
で、輝度が落ちる心配はないですね。

常時点灯する表示灯に白色LED使うのやめろぉぉ。



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2026年05月06日

ヘッドホンアンプのOp-Amp交換

今回は、先日電解コンを交換したPC用ヘッドホンアンプの、オペアンプを
交換してみるだけの記事です。


HPAmpOpAmp_01.jpg

今まで付いていたオペアンプ、M5218Lだと思っていたけどM5216Lでした。
まぁ特に可もなく不可もなくといった音質でしたが、下のDIPオペアンプに
交換しようと思います。

HPAmpOpAmp_02.jpg

TI の NE5532P です。世間一般では様々なオペアンプが流通していますが、
手持ちの中では多分これが最もオーディオ用としては高性能っぽい。
ずっと部品箱に入っていましたが、他の用途もないのでこいつを使います。

HPAmpOpAmp_03.jpg

SIP→DIP変換基板を作って5532Pを載せ…。

HPAmpOpAmp_04.jpg

それをヘッドホンアンプのソケッツにパイルダーオン。

ついでに電源にノイズフィルタを入れ、端子類の固定をやり直し、ケースの
内側に貼っていたシールド用のアルミホイルを新しく貼り直し。

HPAFilter.png

フィルタの回路図はこうなっています。コンデンサの定数とか割と適当だし、
コモンモード・チョークコイルも手元にあった良く分からないコアに10回程
巻いただけなので、どんな効果があるかは分かりません(笑)。

M5216L→NE5532P、聴いた感じは…うん、全く分からん。


HPAmpOpAmp_05.jpg

ついでなんで手持ちのオペアンプで取っ換えひっ換えしてみる事に。

M5216L : Dual Large-Current Op-Amp (最初に載せていたもの)
M5218L : Dual Low-Noise Op-Amp
M5219L : Dual Low-Noise Op-Amp
M5220L : Dual Low-Noise Op-Amp
M5223L : Dual Single Power Supply Op-Amp
M5238L : Dual Low-Noise J-FET Input Op-Amp
NJM2043LD : Low-Noise Dual Pre-Amplifier
NJM4558DV(艶あり) : Dual Op-Amp
NJM4558DV(艶なし) : Dual Op-Amp
NJM4558LD : Dual Op-Amp
NJM4580LD : Dual Op-Amp For Audio
NE5532P : Dual Low-Noise Op-Amp (今回載せたもの)

まぁ正直申しまして自分の腐った耳では、違いは全く、微塵も、毛先ほども
分かりません
😇
もっと高級なプロ向けモニタ用ヘッドホンやイヤホンなら差が出るのかな。

という訳で、「何となく良さそう」という感覚だけですがNE5532Pを載せて
使う事にします。



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2026年05月03日

壊れていたのはアンプではなく耳の方

今回は、ヘッドホンアンプの調子が悪いと思って修理してみたけど、実際に
調子が悪いのは自分の耳でした、というだけの記事です。


一週間ほど前に、普段通りPCでYouTubeでも観ようとイヤホンを装着した
ところ、どうも聞こえて来る音がおかしい。やけに音が左に偏っている気が
する…。
プラグの接触不良などをチェックしたけど変わらず。そこでフリーソフトの
WaveGen でサイン波を鳴らして左右個別に確認してみたところ、どうやら
右耳は500Hz以下の聴力が落ちているっぽい。

以前耳鼻科で聴力検査を受けた時に「低音の聴力が落ちている」と言われた
事があったので、それが酷くなってきているのかな。
でも、ヘッドホンアンプを別のものに交換してみたら多少はマシに聞こえた
ので、もしかしたらアンプがダメなんじゃないかと思い、修理する事に。


普段PCの音を聴くのにイヤホン等を直結せず、一旦ヘッドホンアンプに通し
そこへイヤホン等を繋いでいます。オーディオIFとか接続していないので、
直結すると音量の調整が面倒なんですよね~。

そのヘッドホンアンプも昔使っていたパワードスピーカから取り出した基板
なので、とりわけ性能が良いという訳でもないのですが。

HPAmpRepair_01.jpg

普段繋いでいるヘッドホンアンプです。中身は4558系のオペアンプを使った
実に基本的なものを適当なケースに収めただけ。

これの中身は30年くらい前に販売されていたヤマハ YST-M8 です。

YamahaYST-M8.jpg

こういうやつ。96年頃の発売で、当時はPCがマルチメディア全盛期を迎えて
いた事もあって、各社からこのような防磁型パワードスピーカが販売されて
いましたね~。
これ、スピーカ駆動用のパワーアンプとヘッドホン駆動用のアンプが内部で
個別になっているので、そのヘッドホン駆動側だけを使っています。

当時ヤマハのお家芸だった「YAMAHA Active Servo Technology」(PDF)を
使用した機種でしたが、正直お世辞にも低音が出ているとは言えず、買った
直後に即分解してしまいました。

YAMAHA_AST-C30.jpg

スピーカがこんな奇妙な形したCDコンポがグッドデザイン賞を受賞していて
AST/YSTって当時結構な話題になったんだけど、どのモデルも聴いた印象は
「大した事ないな」と思ったのは自分だけ…?

余談が過ぎましたな。


HPAmpRepair_02.jpg

中身はこんな感じ。かなり昔に作ったので、工作が雑ですな。

オペアンプは4558→三菱のM5218に交換してあります。ヘッドホンアンプ
としては、音質はそれなりでしょうか。

とりあえず直る事を祈って、5個の電解コンを交換してみます。

HPAmpRepair_03.jpg

交換してみましたが、聴感は変わらず。やっぱり右は低音が抜けてスカスカ
しています。アンプが原因じゃなかった。


音楽を聴いているとベースだけ左に寄って聴こえ、男声ナレーションも同様。
ついに耳が腐った。
WaveGen でひと通りの周波数を聴いてみると、2kHz辺りでも若干右の音が
小さく感じるので、そろそろ耳にガタが来ているのかも知れない。

こうなるとDTMをやるのもしんどいんですよね。低域の定位がおかしいので、
正確な左右のバランスが分からない。


この先も治らないようなら、趣味のDTMも引退ですかね。



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2026年02月13日

ACアダプタのスイッチングノイズを消したい

以前の記事で出力がだいぶノイズまみれだと分かったELECOM ルータ専用
ACアダプタですが、今回はこいつのノイズを何とか消せないか、あれこれ
試してみただけの記事です。


AdptrNoise_01.jpg

前回の調査後、ついで作業で二次側の出力電解コンを470uF→1,000uFへと
交換してました。

AdptrNoise_02.jpg

負荷は定格の0.5Aです。

AdptrNoise_03.jpg

この時の波形がこんな感じ。41.5kHzの高い周波数で、400mVのノイズが
常に出ています。このアダプタは実験用に使う予定ですが、さすがにこんな
ノイズまみれの状態では機器によっては異常をきたすかも。

で、この後色々な容量のセラミック、マイラ、フィルムなどのコンデンサを
並列に入れたり、インダクタを直列に入れてみたのですが、全然効果なし。
それどころかピークが余計に鋭くなったりしてノイズ増してる感があって、
なかなか難しいですね。


AdptrNoise_04.jpg

出力に3,300uFの電解コンをぶら下げると波形はピタッと振れなくなります。
なので大容量であればあるほど出力は安定するみたいですね。
4,700uFにしてしまうと今度は充電時の突入電流でアダプタが落ちてしまう
ので、これくらいが限界か…。

ノイズはこれで消せましたが、3,300uF 16Vだと物理的にアダプタのケース
内に収まらずフタがしまらない事が判明。なかなか一筋縄ではいかないな。


AdptrNoise_05.jpg

元々付けていた1,000uF+1,500uFで、137mVまで低減しました。これ位が
限度かなぁ…。

う~ん、全然消えん。


AdptrNoise_06.jpg

最終的に、元々付けていた1,000uFは外して2,200uF 1本にして100mV程度。
容量的にも面積的にも、アダプタ内に収まる大きさはこれが最大サイズです
ね~。これ以上の容量で小型の物は手持ちにありませんでした。

ついでに通電を示す青色LEDも取り付け。


AdptrNoise_07.jpg

まだ100mVほどノイズが出ていますが、まぁ最大負荷で12V中0.1Vなんで、
これで妥協する事にします。
ノイズが減った事でうまく周波数を拾えておらず、125kHzとか表示されて
いますが、本来の周波数は40kHz付近で変わりないかと。

まぁたかだか0.5A程度のアダプタに無駄に拘っている気がしないでもないの
ですがね。

今回はアダプタ内部の電解コンを交換しましたが、DCコード末端に別の電解
コンをぶら下げた方が、効率良く除去できるように思います。
2,200uFで100mV程度まで下がった状態で末端に1,000uFを繋ぐと30mV位
まで減らせるので。その辺は繋ぐ回路によりけりですけど。

高性能な低ESRの電解コンだったらもっと消せるのかな。



posted by ゆう at 2026年02月13日| Comment(0) | 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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