2026年07月25日

ヤマハ PSR-310 再修理の続き

昨日、簡単に修理したところ多少は改善されたのですが、手抜き修理だった
のと動作を完璧にしたいため、もうちょっと何とかしただけの記事です。


PSR-310Repair2_04.jpg

ボトムカバー内側と鍵盤裏のバックパネルとの距離を正確に測りたいので、
穴を開けてバックパネルに突き当たるまでノギスで測ってみました。

47.5mmあるみたいです。ボトムカバー樹脂の厚みを2mmとして45mm
くらいでしょうか。内部で鍵盤を支える支柱を、この長さで作ります。

PSR-310Repair2_05.jpg

Φ12mmのアルミパイプを46mmの長さで切り出しました。ピッタリよりは
多少テンションをかけたいので、1mm追加して46mm。

PSR-310Repair2_06.jpg

これを、鍵盤バックパネルにホットボンドでネチョネチョします。上下から
挟まっているので、しっかり強度を持たせた接着をする必要はないかと。

PSR-310Repair2_07.jpg

1本だけボトムカバー側の電池ケースに干渉するので、4mmだけ半周削り。
干渉に気付かずボトムカバーのネジを締めたら鍵盤が弓なりに反ってしまい
危なかったです。

支柱を1mm長めに切ったので、ボトムカバーを閉じてもガタつく事はなく、
ちょうど良いくらいのテンションで裏から支えてくれています。


PSR-310Repair2_08.jpg

元に戻して発音チェックをしましたが、全ての鍵盤から音が出るようになり
ました。小一時間ほど弾いてみましたが、鍵盤がブラブラせずカチッとした
弾き心地になり、ベロシティの検出も問題なし。


これにて修理完了~。



タグ:YAMAHA PSR-310
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2026年07月24日

掃除機の分解とヤマハ PSR-310修理再び

危険な暑さが連日続いておりますが、DTMerの皆さまにおかれましては全裸
DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。

2月頃に掃除機が不調になり分解調査した所、その後何となく直ってしまい
時折使っていたのですが、またしても数分使っていると勝手に停まるという
不具合が出るようになったので、もう諦めて新しく安物を買いました。

今回はその古い掃除機を分解して、部品取りしたというだけの記事です。


VacClnrTeardown_01.jpg

戦利品。電源ケーブルと巻き取りリール、モータ、制御回路もろもろ。

ケーブルや制御回路はまだしも、掃除機のモータはデカいし重いしうるさい
し高消費電力なので、特に使い道はないかな。コイルを手巻きする時に中の
巻き線が利用できそうなので、一応確保しておきます。

で、結局この掃除機が壊れた原因というのが今ひとつ判然としないんですよ
ねぇ…。ケーブルは断線なし、モータのブラシも残っているので制御回路が
おかしいという気がするのですが。

とりあえず再度チェックしておきますか。


VacClnrTeardown_02.jpg

ACコードと適当な100V用電球を配線しました。

VacClnrTeardown_03.jpg

まずは弱(やさしさ)モード。点灯しますね。

VacClnrTeardown_04.jpg

次に中モード。これも問題なし。

VacClnrTeardown_05.jpg

最後に強モード。点灯します。


どのモードでもしっかり調光出来ています。やはり制御回路も正常っぽい。
7W程度の小さな電球ごときでは負荷が足りないのかな。しばらく点灯して
おいても、ヒートシンクが熱くなるほどではありませんでした。

このままでは市販の調光器のような無段階調整は出来ませんが、まぁこれは
これで何か使い道があるかも知れないので、保管しておくことにします。


次に、以前¥1 で購入したジャンクのヤマハ PSR-310

久しぶりに通電したら、何と7割の鍵盤で音が出ません。正確に言えば鳴る
事は鳴るんだけど、強く叩かないと鳴らないです。

修理して1年半ほど経った頃にやはり音の出ない鍵盤が出て来て直しました
が、その症状が放置している間に更に悪化した模様です。特に低音側は白鍵
1オクターブ中鳴るのが2~3音しかない。


PSR-310Repair2_01.jpg

以前の修理では、このフレキケーブルの接点をクリーニングしたら直ったの
ですが、今回はいくら清掃しても変わりませんね。なので接点が悪い訳では
なく、鍵盤側に問題がありそう。

色々試しているうちに、鍵盤を指で支えた状態で弾くと正常に音が出る事を
確認。やっぱりここかぁ。

いや何となく「そうなんだろうな」とは思ってはいたのですが…。どう修理
したもんかと悩んだ挙句、やりようがなくて放置していた部分が原因っぽい。

ちなみに鍵盤のバックパネルは錆転換剤が効いているようで、5年経っても
錆の再発はありませんでした。


PSR-310Repair2_02.jpg


PSR-310 のボトムケースです。

このキーボード、乾電池の液漏れで樹脂が電解液に侵され弾力を失っている
せいで、ネジ穴や支柱になっている部分がバキバキに割れちゃってるんです
よね。ちょうど鍵盤Assyが乗る部分も割れていて届いていないので、弾くと
そのすき間ぶん鍵盤が下がってスイッチが押されないため音が出ない。

PSR-310Repair2_03.jpg

左が高音側、右が低音側ですが、右の3本は全滅していて支柱の役割を全く
果たしていないので、鍵盤が若干ブラブラしています。ここで鍵盤を裏から
しっかり支えていないと、弾いた力が逃げてしまう訳ですね。

PSR-310Repair2_04.jpg

苦肉の策で、適当な木っ端を支柱代わりに貼り付けた所、7割→3割程度まで
改善しましたが、少し木っ端が短かったようでまだグラ付きますね。しかし
内部の話なので、ボトムカバーを閉じてしまうとここのすき間の距離を測る
事が出来ません。

もっとピッタリサイズの支柱を作らないと、鍵盤が下がってしまってダメ。

しかしこの暑さで細かい作業をする気が起こりません。当面これが使えない
状態でも特に困る事はないので、涼しくなったら本格的に対処しようと思い
ます。


また放置だな。



タグ:YAMAHA PSR-310
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2025年03月17日

PSR同士で鍵盤の交換は可能なのか #1

今回は、以前からちょっと気になっていた事を考察するだけの記事です。

2021年の夏にヤマハ PSR-310 のジャンク品を1円で買って、修理や改造を
したのですが、重い・デカい・DSP非搭載・ピッチベンドも非搭載といった
理由もあって、以来あまり出番がありません。

そこで、PSR-310 の鍵盤を PSR-500 と入れ替え出来ないか?と思った訳
ですね。

PSR-500_310_KeySwap_04.jpg

PSR-310 の鍵盤はずっとソフトケースに入れられていた為、比較的白さを
保っています。それに対し PSR-500 の鍵盤は…。

PSR-500_310_KeySwap_03.jpg

だいぶ黄ばんでいます。これはさすがに弾いていて萎えるので、ほぼ出番の
ない 310 の鍵盤を 500 とスワップ出来たら良いな、と。


差しあたって問題点は電気的な部分と、物理的な取り付け部分。取り付けに
関しては実物同士で開けて比較しないと何とも言えないので、今回は電気的
接続を見てみようと思います。


PSR-500_310_KeySwap_01.png

これは500/310のサービスマニュアルの鍵盤部回路図です。

500:HD63B50、310:HD63B05 とCPUが違う、310は IC/ と REQ/
に4.7kΩの抵抗と22pFのコンデンサが入っているが、500は直結となって
いる(水色枠)などの違いはあるものの、ほとんど同じ回路ですね。


これもしかしたら、そのまま載せ替えられるんじゃね?🤔


そんな気がします。一応HD63B50/05どちらのデータシートも確認しました
が、電気的特性もほぼ同じみたいです。
50 の方は ACIA (Asynchronous Communications Interface Adapter)、
05 の方は MCU (Microcomputer Unit) と呼び名は違うようですが。

CPUは元の物を使い鍵盤だけをスワップするとなると赤枠部分で繋ぎ替える
事になるのですが、この部分は500と310で配列が違っているし本数も多い
ので、CPU後ろの通信線4本と電源2本でスワップする方が楽かな。


PSR-500_310_KeySwap_02.png

PSR-310では、鍵盤用のCPUは基板の端にあります(赤塗り部分。500は
このCPU部分だけ独立した基板が鍵盤の裏に付いている)。

なので、例によって基板をぶった切ってこの鍵盤CPU周りだけを抽出して
配線を6本引き出し、500側と接続してやれば動きそう。
しかしぶった切ってしまうともはや残された道は分解ババンバーン!しかない
ので、それを避けるには鍵盤とCPUの間で繋ぎ替えるしかない。

どちらにするかは今後の考察次第ですが、出来る限り310の方も音源回路は
残したいかな。MT-750のようにパネルだけの音源モジュール化が出来れば
まだ使い道はあるかも。

いや、でもな…310ってコントロールチェンジがパンとサスティンしか対応
してないしな🙄ベロシティすら対応していないMT-750よりはマシだけど。


取り敢えず今回は考察まで。次は実際にどちらも開けてみて、物理的な取り
付け方法の違いで移植出来るか調べてみます。



タグ:YAMAHA PSR-310
posted by ゆう at 2025年03月17日| Comment(0) | 電子楽器 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月13日

CBX-K1 を修理するよー

徐々に気温が春めいて来ましたが、DTMerの皆さまにおかれましては日々
春の全裸DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。


先日、普段使っている CBX-K1 に何かサスティンペダル端子みたいな隠し
機能ないかな~、と探っておりました。まずはその辺から。

CBX-K1Repair_01.jpg

CBX-K1 のCPUです。各ピンはこのように配線されていますが、緑色の枠で
囲ったピンは配線されていません(NC)。
左下が1ピン、右下が32ピン。左上は64ピンとなっております。

このうち22~29ピンはアナログ入力(AN0~AN7)になっており、AN0~2は
それぞれピッチベンド、電池残量、モジュレーションに使われていて、他の
ピンはGNDに落とされています。
この端子は以前(記事にはしていませんが)GNDから浮かせて電圧をかけて
みたりして、何も機能がない事を確認済み。

しかし他のピンはまだ確認していなかったので、この緑枠のピンを680Ωの
抵抗経由でGNDに落としたり、+5Vに繋いでみたりしました。

しかし なにも おこらなかった!

多分、内部のROMにもプログラムされていないんでしょうね。まぁそりゃ
そうか。サスティンペダルの時のようには行かないか…。

いやね、この CBX-K1 って、鍵盤を押したままだとオクターブUp/Downの
ボタンが効かないんですよ。このキーボードで唯一ここだけが不満なので、
もしかしたら近くの空きピンなら押鍵したまま出来るんじゃね?とか思って
いたのですが、そんなに甘くはなかった。


まぁそんなこんなで、残念…と思いつつ元通りに組み立てたら、右側の鍵盤
1オクターブ分くらいを弾いても音が出なくなりました。
Shift ボタンで機能を設定して右端のド(DECIMAL)を押すとLEDが点滅する
ハズなのに、それもない。

これは…アレですな。原因はすぐ思いついたので、再度分解。


CBX-K1Repair_02.jpg

あー、やっぱりね。メイン基板と鍵盤の基板をつなぐフラットケーブルが、
鍵盤側でちぎれてます。
いつも分解するたびに「ここ絶対いつか切れるよな…」と思っていましたが、
やっぱり切れましたかそうですか。

仕方ないので直しますか。鍵盤の基板を外すと絶対ベロシティがデタラメに
なるから、外したくないんだよなぁ…。


CBX-K1Repair_03.jpg

基板を外しました。

CBX-K1Repair_04.jpg

鍵盤のスイッチ部分は予め、マスキングテープで保護しておきます。ここに
うっかりハンダを付けてしまうと、絶対おかしくなるので。

CBX-K1Repair_05.jpg

ハンダ付けし直しました。


CBX-K1Repair_06.jpg

元通り組み立てて動作チェックし正常に発音する事を確認。Shift ボタンで
機能を設定してド(DECIMAL)も、正常に機能しているので、これで良し。

ただ、案の定ベロシティがおかしくなりましたね…。真ん中のオクターブの
鍵盤が、弱めに弾いてもベロシティ127になってしまいます。これだから
鍵盤バラしたくないんですよね…。

数日放置しておくとゴムが馴染んで直っていたりするので、しばらくの間は
様子を見ます。どうにも直らないようならまた分解かな。


★おまけ

LEDVUMeter_Amp01.jpg

MSL9351 使用のLED VUメータのアンプ基板が古いので、新しく作り直し。

LEDVUMeter_Amp02.jpg

アンプIC TDA2822 はそのまま使い、電解コンを小型のものに。裏に付けて
いた抵抗10kΩ/1kΩもSMDのチップ抵抗を使い、電源スイッチと感度調整用
ボリュームを一体になったものに交換。

これもそのうちケースに入れて、今のメインPCの音声で動くようにしたい。



posted by ゆう at 2025年03月13日| Comment(0) | 電子楽器 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月06日

ヤマハ REX50 のLCDにバックライトを付け…たかった #2

今回は、昨日上手く行かなかったヤマハ REX50 液晶ディスプレイにバック
ライトを付ける作業の続きであります。

元のディスプレイと交換したものの何も映らなかったので、恐らく導光板が
厚過ぎて接触が悪くなっているものと判断。しかしちょうど良い厚みの物が
なかったので、これを何とかします。

REX50LCDBkLt_23.jpg

再分解して導光板を取り出し。あまり何度も分解していると基板をカシメて
いるツメが折れてしまいそうなので、何とか今回で決めたいところ。

REX50LCDBkLt_24.jpg

現状、導光板の厚みは1.7mm程です。これを均等に薄くするのは難しそう
だなぁ…。それこそ電動カンナやプレーナ、フライス盤などが必要。しかし
そんな物ないので、原始的な方法で削ります。

REX50LCDBkLt_25.jpg

板切れに導光板を固定し、別の板切れに貼ったサンドペーパーで削ります。
ネジの高さを1.5mmにしてあるので、ネジの頭が削れ始める位まで厚みが
偏らないように。

しかしこれなかなかに重労働ですね…。面で削るのは大変です。あまり面に
ペーパー目を付けたくなかったので#600で空研ぎするも埒が明かないので、
#400→#240と次々に番手を落として、結局水研ぎ#120でやっとまともに
削れました。

まぁ拡散シートが入るので、ペーパー目が多少残っていても気にならないと
思いますが。

REX50LCDBkLt_26.jpg

ネジ頭が削れて来ました。ここらで厚みを測ると…。

REX50LCDBkLt_27.jpg

ようやく1.5mmです。結構長いこと削っていたんですが、それでも0.2mm
やっと削れたといった感じ。
ハドフで適当に格安ジャンクの液晶TVを買って来て、それから導光板を摘出
した方が楽だったかも知れない。


REX50LCDBkLt_28.jpg

再度組み立てて5Vを繋いでみたところ。何も信号が来ていないので表示が
おかしいですが、これで正常です。

ちなみにLEDの電流制限抵抗に120Ωを入れていましたが明るすぎる気がした
ので、270Ωにしました。今思うと390Ωか470Ωでも良かったかも。

ドット欠けなどがない事を確認したので、REX50 に載せてみましょうかね。


REX50LCDBkLt_29.jpg

載せました。

REX50LCDBkLt_30.jpg

元のディスプレイを焦って外したら、パターン1本剥げてしもた…。当分使う
予定はないのでこのまま保管しておきますが、直すのはさほど大変ではない
でしょう。


REX50LCDBkLt_31.jpg

[BYPASS]と[MEMORY]を押しながら電源を入れてテストモードに入り、
テスト1:LCD表示機の動作チェック を選択すると、数回全ドットが点滅
するので、ここで欠けてるドットやラインがないかチェックします。

問題ないようですね。

LEDが眩しいので、特に見えなくても良さそうな一番右の桁だけ塩ビ板で
隠してみましたが、これだとバイパス表示の B が見えなくなってしまう為
やっぱり剥がしました。

REX50LCDBkLt_32.jpg

通常動作でも正常に表示されています。


REX50LCDBkLt_33.jpg

という訳で上キャビを閉じて作業完了。

この液晶に合わない導光板を無理やり使った為か、今回は光のムラが強めに
出てしまっています。肉眼で見ても右側が煌々と明るく、左側は暗いですね。
でもまぁ自宅で自分が使うだけなので、これで問題ないです。

もっと良さげな導光板が手に入ったら直したい気もしますが、これ以上裏の
ツメを曲げ伸ばししていたら本当に折れてしまいそう。今回はこれで良しと
しておきます。


見づらかったREX50のディスプレイが、とても見やすくなりました。



タグ:YAMAHA REX50
posted by ゆう at 2025年01月06日| Comment(0) | 電子楽器 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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