おかれましては、新春全裸DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
先日ヤマハ REX50 を引っ張り出して使っていたのですが、ディスプレイに
バックライトが無く見づらい…と思ったので、今回はこれにバックライトを
付ける作業をしました。
今回は写真が多いので、サクサク行きましょ。
この時代のヤマハ製品で多く使われていた、16桁×2行のディスプレイです。
REX50以外にも、QX5やRX、TXシリーズなどでも良く使われていましたね。
多くはバックライト付きでしたが、このREX50はなぜか付いておらず。
LED 7セグが付いており、暗いステージ等ではそちらが見えるので、LCDは
バックライトいらないよね?という感じなんでしょうか。
キャラクタLCDコントローラとしては定番の、 日立 HD44780 を使った物。
LCDだけ外しました。このディスプレイはバックライト無しなので、まずは
バックライトを付ける作業から始めます。反射型液晶なので、裏面には反射
シートが貼られています。これを剥がす必要がありますね。
見づらい写真で申し訳ないのですが、反射シートと液晶本体のガラスの間に
黒い層が見えます。これは偏光シートで、これを剥がしてしまうと全く何も
文字が見えなくなってしまうので、これを残しつつ表面の反射シートだけを
剥離する必要があります。
反射シートだけカドを起こし、偏光シートを一緒に剥がしていない事を確認
してから剥がします。
反射シートだけ剥がれました。矢印は液晶上下の覚え書き。
反射シート裏にある粘着を除去します。エタノール染み込ませティッシュで
気長にこすっていると、徐々に粘着が溶けて綺麗になって行きます。
余り強く擦ると偏光シートが傷だらけになるので、軽くです。
綺麗に粘着が取れました。これで準備完了。
液晶と基板のすき間はほぼ2mmです。この間に入るようにバックライトを
構成しなくてはなりません。手持ちで何とかなるかな…。
反射シート、導光板、拡散シートA、拡散シートB と重ねます。
これらを重ねるとギリギリ2mm。う~ん、入るかな…。ここが厚過ぎると
液晶の導電ゴムがしっかり密着しないので、ドット欠けの原因になります。
とりあえずこれで組んでみましょうか…。
横からフラッシュライトで照らした所。バックライトとして問題なく全体が
光っているので、これで大丈夫そう。あとは接触か…。
ここでちょっと余談なのですがこのディスプレイ、ヤフオク等でメンテ済み
製品を見ると、青いバックライトの物に交換された個体を良く見かけます。
ビネガったディスプレイを互換品に交換してあり、その互換品はAliExpress
などで売っているので交換は割と簡単です。
で、似たような製品
LCDキャラクターディスプレイモジュール(16×2行バックライト付)
が秋月電子でも売ってますが、ちょっとした罠があります。
このディスプレイ、右上が1ピンとなって下が2ピン、と上下の列が交互に
1→2→3→4...となり、最も左の列は上が13ピン、下が14ピンです。
そして1ピンがGND、2ピンが+5Vとなります。
REX50 のサービスマニュアルでも、1ピンにVSS、2ピンにVDD表記。
所が、秋月電子で売っているディスプレイは、データシートを見た限りでは
この電源が逆。1ピンが+5V、2ピンがGNDになっています。
1/2ピン以外は全てREX50のディスプレイと同じピンアサインなのに、電源
だけはなぜか逆なんですね…。なので、これを使えば入れ替えられる!とか
思ってしまうと罠に引っかかります。ご注意を。
さて、続きの作業をしますか…。
ディスプレイモジュールにはLEDバックライトを付ける為の空きパターンが
あるので、ここを使って白色LEDを付けましょうか。
こんな感じでチップLEDを取り付け。配線が短いので、特にホットボンド等
固定はしていません。
ここは裏にも同じパターンがあってビア(スルーホール)で繋がっているので、
裏面に120Ωのチップ抵抗を付け電源(1/2ピン)に接続しておきました。
次にREX50の元のディスプレイを外しますか。スッポンでひたすらハンダを
吸い取り、ドライバで軽くこじりながらハンダを溶かしたりして…。
何とか破壊せずに取り外し成功。
上がバックライトを付けたモジュール、下が元から付いていたモジュール。
どちらも全く同じ物である事が確認できます。
ちなみにバックライトを付けた方、実はLEDの配線を間違っていたのですが
この時点ではまだ気づいていません(笑)。
バックライトを付けた物に入れ替えて、REX50の電源を入れてみたものの、
なぜか電源が入りません。ディスプレイを外すと入る。
う~ん、なぜなんですだぜ?🤔
調べてみると、バックライト用配線の+5V側が、ディスプレイを支えている
金具(GND)と接触している事が判明。仕方ないので金具の基板と当たる所を
ニッパでカットしました。これで大丈夫なはず。
ディスプレイをセットしたら今度はバックライトのLEDが光らない。これも
調べてみたら単に+/-を間違えていただけなので修正。
…したのですが、ディスプレイに何も表示されませんね…。
中に仕込んだ導光板が厚過ぎて、導電ゴムが接触していないのか?にしても
文字どころか1ドットも表示されないのは変だな。
写真ではただピンに挿し込んだだけの状態になっていますが、全てのピンを
完全にハンダ付けしても、1ドットも表示されません。このディスプレイは
長いこと部品箱の中にほかってあったので、もしかしたら壊れてるかもな…。
原因が導光板の厚過ぎなら削れば行けそうな気もするけど、厚みを削るのは
なかなか至難の業だなぁ…。均等に削らないとムラになりそうだし。
結局、一旦また元のディスプレイに戻しました。ダメだったディスプレイは
そのうち導光板の厚みを何とかして、再挑戦してみる事にします。
長々と書いた割に失敗に終わって腑に落ちませんが、とりあえず今宵はここ
までにしとうございます。
あ、ちなみにしょっぱな「ごじます」と書いているのは文字数合わせの為で、
タイポしている訳ではありません。
という事で改めて、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年も皆様に幸多からん事を。
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