何なんでしょう。
これですね。
それぞれ SW101・SW102 となっていて左側が T 、右側が N となっている
ようです。
このスイッチについては、サービスマニュアルにも特にどういう機能なのか
という言及はありません。調整の時に T にしろ、N にしろと指定されている
だけです。
調整時に切り替えるので恐らく T=Test、N=Normal ですかね~。
回路図で追ってみましょうか。
SW101 の周辺です。
YM3901 (ADA) の17ピン DIN1 と19ピン DOUT の間に入っており、その
先はYM3804 (DSP) の18ピン SI0 と20ピン SO0 に繋がっています。
DIN1 は Digital In 1
DOUT は Digital Out
SI0 は Serial Data Input Terminal 0
SO0 は Serial Data Output Terminal 0
なので、SW101は T 側にすると ADA のデジタル出力を入力に直結する形に
なるので、DSPをバイパスします。
何か異常が発生した時に、その異常がアナログ経路で起きているのか、それ
ともDSP側のデジタル処理に問題があるのかを切り分ける為のスイッチです
ね。
スイッチを T 側にした時に異常な音などが止まるようであれば、デジタル側
に問題があると判別できます。
次にSW102。
これはちょっと分からんですね~。YM3901 (ADA) の30ピン、31ピンどち
らの信号をIC 137 (TC4053BF-T1) の10・11ピンに入力するかを切り替える
スイッチのようです。
TC4053BF は トリプル2ch マルチプレクサ・デマルチプレクサというICです
が、要はアナログスイッチです。PCM54HP (DAC) から出力されたアナログ
信号をステレオに振り分けているようですね。
YM3901 (ADA) の30ピン、31ピンはそれぞれDEG1・DEG2となっており、
DEG = Outputs De-glitch Signal
らしいです。この端子はどちらも波形は分かりませんが 31.21kHz の信号が
出力されており、DA変換のサンプリング周波数 31.25kHz とほぼ一致します。
恐らくこのスイッチは、出力を強制的にモノラルにするのではないでしょう
か。
REX50 は入力されたステレオ信号をバッファ後にまとめてモノラル信号とし、
以降のエフェクト処理は全てモノラルです。YM3901 (ADA) でデジタルへと
変換してDSPを通し、再び YM3901 (ADA) へ戻し、PCM54HP でアナログへ
戻して出力している訳ですが、パンやピッチシフタ、ステレオディレイなど
中にはステレオで出力されるエフェクトもあります。
詳しい事は分かりませんが、ステレオ出力のエフェクトではTC4053BF-T1
を使って左右に音を振り分け、その切り替えのクロックが YM3901 (ADA)
から出ているDEG1・DEG2なのでは?と思います。
PCM54HP の19ピン VO がアナログ出力でここまでモノラル、その先が
2つに分けられて TC4053BF-T1 によって左右に振り分けられている…様に
思います。まぁ素人なんで回路からそう推測しただけですけどね。
とまぁ2つのスイッチはそれぞれ、そのような働きがあるようです。通常の
使用ではどちらも N 側で使うのですが、パネル上の [BYPASS] スイッチで
バイパスするよりも、SW101 を T 側に切り替えた時の方が自然に聴こえる
ような気がしないでもない。
それにしてもこの REX50、背面と裏面がネジだらけでトップカバーを外す
だけでも14本もネジを外さなければならず、とても面倒ですねぇ…。
14本のうち12本は内部のシールドを留めているだけで、実際にトップカバー
とボトムカバーを留めているネジは2本しかありません。
もしかしてこんなにネジ要らないんじゃ…?
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