2026年07月24日

掃除機の分解とヤマハ PSR-310修理再び

危険な暑さが連日続いておりますが、DTMerの皆さまにおかれましては全裸
DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。

2月頃に掃除機が不調になり分解調査した所、その後何となく直ってしまい
時折使っていたのですが、またしても数分使っていると勝手に停まるという
不具合が出るようになったので、もう諦めて新しく安物を買いました。

今回はその古い掃除機を分解して、部品取りしたというだけの記事です。


VacClnrTeardown_01.jpg

戦利品。電源ケーブルと巻き取りリール、モータ、制御回路もろもろ。

ケーブルや制御回路はまだしも、掃除機のモータはデカいし重いしうるさい
し高消費電力なので、特に使い道はないかな。コイルを手巻きする時に中の
巻き線が利用できそうなので、一応確保しておきます。

で、結局この掃除機が壊れた原因というのが今ひとつ判然としないんですよ
ねぇ…。ケーブルは断線なし、モータのブラシも残っているので制御回路が
おかしいという気がするのですが。

とりあえず再度チェックしておきますか。


VacClnrTeardown_02.jpg

ACコードと適当な100V用電球を配線しました。

VacClnrTeardown_03.jpg

まずは弱(やさしさ)モード。点灯しますね。

VacClnrTeardown_04.jpg

次に中モード。これも問題なし。

VacClnrTeardown_05.jpg

最後に強モード。点灯します。


どのモードでもしっかり調光出来ています。やはり制御回路も正常っぽい。
7W程度の小さな電球ごときでは負荷が足りないのかな。しばらく点灯して
おいても、ヒートシンクが熱くなるほどではありませんでした。

このままでは市販の調光器のような無段階調整は出来ませんが、まぁこれは
これで何か使い道があるかも知れないので、保管しておくことにします。


次に、以前¥1 で購入したジャンクのヤマハ PSR-310

久しぶりに通電したら、何と7割の鍵盤で音が出ません。正確に言えば鳴る
事は鳴るんだけど、強く叩かないと鳴らないです。

修理して1年半ほど経った頃にやはり音の出ない鍵盤が出て来て直しました
が、その症状が放置している間に更に悪化した模様です。特に低音側は白鍵
1オクターブ中鳴るのが2~3音しかない。


PSR-310Repair2_01.jpg

以前の修理では、このフレキケーブルの接点をクリーニングしたら直ったの
ですが、今回はいくら清掃しても変わりませんね。なので接点が悪い訳では
なく、鍵盤側に問題がありそう。

色々試しているうちに、鍵盤を指で支えた状態で弾くと正常に音が出る事を
確認。やっぱりここかぁ。

いや何となく「そうなんだろうな」とは思ってはいたのですが…。どう修理
したもんかと悩んだ挙句、やりようがなくて放置していた部分が原因っぽい。

ちなみに鍵盤のバックパネルは錆転換剤が効いているようで、5年経っても
錆の再発はありませんでした。


PSR-310Repair2_02.jpg


PSR-310 のボトムケースです。

このキーボード、乾電池の液漏れで樹脂が電解液に侵され弾力を失っている
せいで、ネジ穴や支柱になっている部分がバキバキに割れちゃってるんです
よね。ちょうど鍵盤Assyが乗る部分も割れていて届いていないので、弾くと
そのすき間ぶん鍵盤が下がってスイッチが押されないため音が出ない。

PSR-310Repair2_03.jpg

左が高音側、右が低音側ですが、右の3本は全滅していて支柱の役割を全く
果たしていないので、鍵盤が若干ブラブラしています。ここで鍵盤を裏から
しっかり支えていないと、弾いた力が逃げてしまう訳ですね。

PSR-310Repair2_04.jpg

苦肉の策で、適当な木っ端を支柱代わりに貼り付けた所、7割→3割程度まで
改善しましたが、少し木っ端が短かったようでまだグラ付きますね。しかし
内部の話なので、ボトムカバーを閉じてしまうとここのすき間の距離を測る
事が出来ません。

もっとピッタリサイズの支柱を作らないと、鍵盤が下がってしまってダメ。

しかしこの暑さで細かい作業をする気が起こりません。当面これが使えない
状態でも特に困る事はないので、涼しくなったら本格的に対処しようと思い
ます。


また放置だな。



タグ:YAMAHA PSR-310
posted by ゆう at 2026年07月24日| Comment(0) | 電子楽器 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年07月20日

USB電源のオーディオアンプを作る

今回は、依頼を受けて簡単なUSB電源のオーディオアンプを作るだけの記事
です。大した回路ではないので、簡単にご紹介だけ。


USBPwrAmp_01.jpg

使用するオーディオアンプICは、STマイクロの TEA2025B です。ステレオ
またはブリッジで使う事が出来、12V 8Ω ステレオで2.4W+2.4W。さほど
大出力ではありませんが、USBで駆動したいとの事なのでこのICを選択。
3V~12Vの範囲で使用できます。

USBPwrAmp_06.png

電源電圧と出力の関係を見てみると、5V 8Ω負荷で0.4W、4Ω負荷で0.8W
程度ですが、卓上で音楽を鳴らす程度なら十分ですね。

USBPwrAmp_02.png

回路図はほぼデータシートの参考回路通りです。音量は接続した機器の側で
調整するので、この回路にはボリュームを付けていません。
※印が付いたコンデンサは100uF、IC以外にはコンデンサしかありません。
簡単に作れるのもありがたいですね。


USBPwrAmp_03.jpg

という訳で完成。30x30(mm)程度の小型サイズに作れました。

USBPwrAmp_04.jpg

一応ICには保護回路としてサーマルシャットダウンが内蔵されていますが、
そこまで大音量で鳴らす事はないようなので、ヒートシンク無しです。
本来はIC中央のGND(4・5・12・13ピン)のパターンを広めにとり、基板
で放熱するように設計すべきなんでしょうが。

普通程度の音量でしばらく鳴らしても、ICはほとんど発熱しません。


USBPwrAmp_05.jpg

適当なスピーカを繋いでスマヒョから音声信号を入力しテスト中。電源ON時の
ポップノイズもほとんど聞こえませんし、意外と全域バランス良い。

これ、それなりのスピーカを繋げば結構良い音で楽しめるんじゃないかな。



posted by ゆう at 2026年07月20日| Comment(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年07月19日

壊れ(し)てしまったACアダプタを修理

夏さんがいよいよ本気を出して来ましたが、DTMerの皆さまにおかれまして
は真夏の全裸DTMが捗っておられる事とお慶び申し上げます。

普段使っている電圧可変型のACアダプタが少し前からおかしくなったので、
今回はそれを修理しようと思います。まぁ修理というよりは、ちょっとした
間違いだった訳ですが。


ACADRepair2_01.jpg

壊れたのはこのアダプタ、東京パーツ工業の SWP-12-P です。電圧を可変
するスイッチをロータリスイッチに交換して使っていたのですが、開け閉め
していたら配線が千切れてしまったので元のスライドスイッチに戻した所、
一番使う5Vだけ正常に出力されなくなりました。

5Vの位置にセットすると12VのLEDが点灯し、出力も12Vです。

このアダプタはツェナーDを使って電圧を可変しているのは分かっていた為、
各ツェナーDに何V品が使われているか調べる為に外し、元に戻したらこう
なりました。

ACADRepair2_02.jpg

ハンダ付けミスやブリッジショート等チェックするも問題なし。スイッチの
接触不良もありません。正常なのに5Vだけがおかしい。

それぞれのダイオードを確認すると5Vだけは2本直列、他はツェナーが1本
ずつ付いていますね。

ACADRepair2_03.jpg

5Vのダイオードを外しました。印字が滲んでいて良く分からないのですが、
よーく見てみるとどうも5Vは汎用の小信号ダイオード 1N4148 が2本直列に
なっているようです。

それぞれをショートモードで壊れていないかチェックしましたが、どちらも
正常です。う~ん、何が悪いんだろ…。

ACADRepair2_04.jpg

以前のロータリスイッチに戻してみましたが、やっぱり5Vだけ正常に出力
されませんね。


ここでふと「ツェナーって普通は逆バイアスで使うよな」と思い立ちました。
基板のシルク印刷は下のスイッチ側が A 、LED側が K になっています。

なので、5Vの2本のダイオードもそれに従って、下側を A にしていました。

あれ?これもしかして逆なんじゃね…?


そう思い、以前のスイッチ交換記事で写真を見返してみると…。

ACADRepair2_05.jpg

やはり下のスイッチ側が K になっている…!シルク印刷に合わせて逆方向に
付けていた為に電流が流れず、12Vが選択される状態になっていました。

あゝ凡ミス。

写真が残っていて良かった~…。これがなかったらずっと分からないままで
諦めていた事でありましょう。


ACADRepair2_06.jpg

ダイオードの向きを正した所、5Vレンジが正常に出るようになりました~。
実際に出力されている電圧も5Vです。

ACADRepair2_07.jpg

ケースに戻して再度動作確認。うん、問題ないようですね。

ロジックICの回路などではいつもこのアダプタで5Vを得ていたので、正常に
動作せず困っていました。

これからはまたこのアダプタをロジック回路の電源に使えそうです。


部品を外す時は安易に外したりせず、外す前の状態をしっかり写真に残して
おくべきですね。次からは気を付けよう。



posted by ゆう at 2026年07月19日| Comment(0) | 修理・改造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年07月05日

とりあえず何か始めてみる

猫さんが居なくなってしまってから何もやる気が起こらず、これまでに手を
付けていたものを全部ほったらかしにしているのですが、そろそろ何か少し
ずつ始めて行こうかと…。

まぁ正直なところあらゆる事に対して気力がない状態で、今も思い出したり
写真を見たりするとどうしようもなく寂しくなってしまい、ぶっちゃけこの
一ヶ月泣かない日がない状態なのですが、軽い作業から始めて、徐々に元の
ペースに戻して行こうと思います。


という訳で、しばらく放置していたものの中で LM317 を使った電圧可変の
回路を仕上げたいという事で、作り直してみました。


LM317VCont_01.png

回路はこのようになっています。ごくごく単純な、LM317 を使った回路と
しては基本的なものです。OUT-ADJ 間の抵抗が240Ωだと電源電圧が20V
の場合、可変抵抗で調整出来る範囲が狭くなってしまうので、今回は680Ω
としました。これなら最低⇔最高電圧を可変範囲全域で調整出来ます。


LM317VCont_02.jpg

簡単に作りました。今回は、この回路自体にコンデンサは載せていません。
またOUT→INへ戻すダイオード等も省略しています。データシート上では、
IN-GNDとOUT-GND間にコンデンサを入れろとはありますが、上流に接続
する電源と負荷の方に大抵はコンデンサが付いているので、この回路は何か
問題が生じたら付ける事にします。

ファンコントローラの回路も7812をそのまま使い、コンデンサなしです。


LM317VCont_03.jpg

定格ギリギリ1.5A流しています。ヒートシンクはファンが回り始めるまで
結構熱くなりますが、回り始めれば40mmのファンでも十分冷えてます。
触れてもちょっとぬるいくらいにしか感じません。

電圧の調整範囲は1.26V~19.5Vまであるので、大抵の工作でベンチ電源と
して使えます。大電流は流せないので小物メインですけどね。1.5A以上が
必要な場合は、10Aのいつもの自作ベンチ電源で。


次回はこれをケースに収めて普段使いのベンチ電源にしようと思いますが、
ロータリスイッチで規定の固定電圧を出せるようにするかどうかは、いまだ
考え中。回路はただ電圧に合った抵抗を選ぶだけなので難しくはないのです
が、可変抵抗で調整すりゃいいじゃん…とも思ってしまうので。

また、ACアダプタの方が最大3.5A取れて1.5Aの LM317 では勿体ないので、
もしかしたら3Aの LM350 に換えるかも知れません。


その辺はまた考えておきます。



posted by ゆう at 2026年07月05日| Comment(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年06月12日

小型デジタルはかり

6月も既に中旬に差し掛かり、またジメジメする季節がやって来ましたね~。
今回は、小型サイズのデジタル秤 (はかり) を買ったので、それを紹介する
だけの記事です。


元々は、シリンジで猫さんにちゅ~るをあげる時の計量用に買った物です。
以前から使っている秤は、箱にしまっていて出し入れが面倒だし少し大きい
ので、小型でパッとすぐ使える秤が欲しかったんですよね。

ただこれも、買って届いた時には必要がなくなってしまいましたが。正直な
ところ猫さんが居なくなってしまって未だに立ち直れず、毎日写真を見ては
ボロボロと涙が出る日々を送っていまして、本格的に今までのような作業を
する気が全く起こりません。なので単に紹介だけに留めておきます。


PocketScale_01.jpg

パッケージと中身はこんな感じです。お値段は電池別で¥600ほど。最大で
500g まで測れて最小単位は 0.01g。

箱には MH-Series Pocket Scale とあり、MH-500 という型番のようです。

PocketScale_09.jpg

測れる最大重量によって6機種ある模様。500g/0.1g と500g/0.01gで同じ
型番なのは…いいのか?

同じ製品はそこかしこで大量に売られているので、探すのに苦労はしないで
しょう。申し訳程度に日本語の取説も付いていましたが、機械翻訳丸出しで
ぶっちゃけ読んでも良く分からないです。

まぁ良くあるデジタル秤なんで、それほど難しくはないんですが。

PocketScale_02.jpg

ボタンは5つあります。中央が電源ON/OFF。

右上の TARE (テア) は、風袋引きのボタンです。容器の重さを入れず中身
だけの重さを測りたい時、空の容器を載せて TARE を押すと、その容器が
載った状態で 0.00 g 表示になります。

右下の LIGHT は液晶表示バックライトON/OFF。まぁこれも良くある青色
LEDバックライトなんで、正直あっても見づらいのですが。

左下の UNITS は単位の変更です。電源を切っても記憶されます。対応して
いる単位は以下の5つ。

g (グラム):日常で最も使う標準単位。
tl (タエル):アジアの宝石・貴金属の計量で伝統的に使われる単位。地域に
 よって値が少し異なる。
 中国:約50g
 香港:約37.8g
 台湾:約37.5g
 南アジア・インドの単位(約11.66g)の場合もある。
oz (オンス):主に英米圏の日常・料理・郵便などで使われる。貴金属では
 troy ounce (ozt) と区別されることが多い。
ct (カラット):宝石の重さの単位。1 ct = 0.2g (正確に200mg)。
gn (グレーン):1 gn ≈ 0.0648g(64.79891mg)。1g ≈ 15.432 gn。
 古くからある英米の微小単位。銃弾・火薬の重さ、宝石・医薬品などで
 使われる。

宝石や貴金属で使われる単位が多い事からもお分かりの通り、この秤は主に
そういう類の計量用ですかね。取説にも「ジュエリースケール」と書かれて
いますし。

まぁグラム以外いらんけど。

で、最後に左上の PCS なんですが、これは良く分かりません。多分個数の
計量に使うんでしょうけど…。

PocketScale_03.jpg

なにぶん、取説を読んでも「ちょっと何言ってるか分かんない」なので…。
この機能も使う事はないかな。

これ以外にいずれかのボタンを押しながら ON/OFF を押すと校正等の隠し
モードに入れますが、校正用の分銅が必要なので説明は割愛します。

本来は分銅を用意して校正してから使用すべきなんでしょうが、校正用って
凄く高いんですよね…。ちゃんとしたメーカの物だと、100g の分銅1個でも
1万円以上。
そういう分銅が必要な秤は取引などに使われる物で、今回の安物なデジタル
秤はそこまで精度を求める必要がないですし。

PocketScale_04.jpg

電源は単4×2本。


PocketScale_05.jpg

ON/OFF を押すと電源が入り、このように全セグメントが点灯して初期化
されますが、あらかじめ硬くて平らな場所に置いてから電源を入れる必要が
あります。手に持ったまま電源を入れると計量部分の重さが変動してしまう
ので、この画面のまま初期化がちっとも終わりません。

初期化されて計量が出来るようになると、0.00 表示になります。


PocketScale_08.jpg

とりあえず1円硬貨を測ってみました。1円硬貨は 1g なので、この秤かなり
正確ですね。中華品なんで結構ズレてるかと思っていましたが。

次に500円硬貨を測ってみましょうか。500円硬貨は昭和57年発行の白銅貨、
平成12年発行のニッケル黄銅貨、令和3年発行のバイカラー・クラッド貨が
あり、重量はそれぞれ 7.2g、7.0g、7.1g です。今回はバイカラー貨を用意
したので、重量は 7.1g のはず。

PocketScale_06.jpg

いつも使っている秤は 1g 単位でしか測れないので 7g でした。

PocketScale_07.jpg

この秤では 7.13g 表示なので、正しく計測出来ていますね。


価格の割に、実用になる精度は出ていると思います。今後は重さの測定には
これを使って行こうと思います。


こういう記事を書いて集中している間は多少気が紛れますね…。



posted by ゆう at 2026年06月12日| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
最近の記事